ぽん
10年間ではなく、正確には8年間ですが、看護学生を経て看護師をしていました。
ずっと辛いだけではなかったけど、看護学生の間と、看護師として働いているときは毎晩毎晩明日の実習、仕事のことばかりが頭を占めていて、心は灰色でした。
去年の春、東京に住んでみたい、住むなら仕事も変えてしまおう。今やりたいことやってしまおうと思い立ち、1年かけて転職、引っ越しの準備を行い、この春上京しました。
やりたかった仕事にもつけて、あぁ頑張って動いて良かったと思うと同時に、頭を占めていた仕事への恐怖や、目指していた上京の夢が無くなり、心が空っぽになりました。
このまま心が空っぽなまま生きていくのだと絶望したとき、ちょうど看護師になったころのことを思い出しました。
看護師になりたての頃も、学生から社会人になり、進学という3年に一度訪れたイベントがなくなって、この先なにを目指せばいいのかと不安なまま働いていたけど、いつしか新しい住処、仕事を目指すようになっていたなぁと。
だから今すぐ大きな夢を見つけなくても、いつかやりたいことや目指すものがまた生まれてくるから、今は目の前の小さな夢を叶えていこうと思います。
そんな今の私の夢は、明け方の渋谷に立つことです。