ハルカトミユキ10周年ライブ『十字路に立つ』特設サイト

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2022/10/01 11:03

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多様性

息苦しさ

発達障害


ここ10年の間に見聞きするようになった言葉ではなかろうか。

少なくても私にとっては。


そんな私が発達障害と診断されて10年近くになる。

業務のマルチタスクをこなせい多忙な日々、

不眠→体調不良→鬱、そして検査を受けてみれば発達障害だった。

所謂ADHDというやつだ。


人生のどん底だった。毎日が否定だった。

ただただなだめるかのように森田童子を聴き入っていたとき、

巡り合ったのがハルカトミユキだった。

初めて聴いたのは「絶望ごっこ」か「ニュートンの林檎」。

どの曲も衝撃だった。何度も何度も繰り返し聴いた。

そして、ついには自宅では満足できず、

2014年2月1日、

『青写真を描く』大阪JANUSでのライブにまで足を運んだ。

部屋から今までとは違う新しい世界に一歩踏み出たときだった。

会場では音楽と共に涙が流れていた、それも私だけではなかった。

そこには私が求める言葉、澄みきった世界がそこにはあった。

それから幾度足を運んだのだろう、

もう涙活と言っても過言ではない。


私が発達障害だと打ち明けた人がいる。

あるときドライブに出かけた。

カーステレオから流れた「青い夜更け」を

共に口ずさんでくれたことがとても嬉しかった。

星の数ほどのアーティストがいる中、

ハルカトミユキを知っていてくれた細やかな奇跡だった。


とても苦しかった10年だったけど、肯定できる10年だったと思う。

それは私がやるべきことがようやく見い出せたから。

これからの10年は私の命を紡いでくれた人のため、

誰かのために生きていきたい、それが私自身が輝けるためだから。


人生の十字路にて私は右にも左にも曲がることなく

真っ直ぐに進もうと思う、今ならその自信がある。

例え辿り着く先が歌人が語った「水星」であっても乗り越えられる。


これからも私は生きていく、ハルカトミユキを口ずさみながら。

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