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ハルカトミユキ ミユキ(ミュージシャン)
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デビューして十年が経とうとしています。
あっという間じゃなく、ようやく十年。
いつの間にかレコード会社に音源を送ったハルカに導かれ、
ハルカトミユキとしてデビューした十年前。
足を踏み入れた音楽の世界。
二人で始まったハルカトミユキに、たくさんの方々が関わるようになりました。
おかげで憧れの雑誌やフェスに出たり、ラジオ番組を担当したり、野音フリーライブをしたり、
本当にたくさんの貴重な経験をさせてもらいました。
何よりも誰もいないライブハウスではなく、何かをきっかけにハルカトミユキを知り、
足を運んでくれた人で溢れた空間でするライブは、本当に幸せで、本当に楽しかった。
だけど思うように結果がついてこない現状。
あんなに楽しかったライブが、埋まらない会場に悔しい思いをする場所になり、
自信喪失して、いろんな意見に対し、だんだん首を縦に振ることしか出来なくなっていきました。
そんな中でも、応援してくれる人がいる事が、唯一の救いになっていました。
こんな私は、ミュージシャンって言えるのかな?
限界ギリギリで、このままじゃ、ただ後悔して終わってしまう。
音楽人生ここで潰れてたまるもんか、自分に負けてたまるもんか、ハルカトミユキを終わらせてたまるものか。
そんな中で「奇跡を祈ることはもうしない」という曲が生まれました。
あの時心底思った、初めて見つけた夢。
誰かの心を動かす曲を作りたい、そういうミュージシャンでありたい。
私は五年かかって、音楽の世界で夢をもち、ミュージシャンと心から言えるようになりました。
それからずっと私の夢は変わっていません。
メジャーにいようと、インディーズにいようと、独立しようとも、変わらない夢です。
夢があっても、時々自信をなくす時もあるけど、
そんな時はいつも、ライブや言葉を通して、私には応援してくれる人がいる、
だからまだまだできるって、自分に自信をもつ勇気をもらい、活動をしてます。
そうやって、今ようやく、十年が経とうとしています。
だから、あっという間じゃなくて山あり谷あり、やっとこさ、十年です。
ハルカトミユキの十年に関わってくれた全ての方に、心から感謝をしています。
そして十字路に立ったその先、一歩をどう踏み出すか。
今はまだ、私は真っ白です。
心のどこかで、十年続けることを一つの大きな区切りにしていました。
ハルカトミユキとしてどうありたいのか、自分の人生をどうしたいのか。
十字路に立った、そこから先の人生の夢は、今、考えている真っ最中です。
ハルカトミユキ ミユキ