ハルカトミユキ10周年ライブ『十字路に立つ』特設サイト

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2022/10/01 10:01

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2012年、私はまだ中学3年生の受験期真っ只中。人間関係も勉強も親との関係も、総てがこんがらがって息苦しくてもがいていた時期。


私は10年経つ今でもこの頃の自分に感謝していることがある。それは、その苦しい時期に縋るものを探すため、無闇矢鱈に漁っていた音楽番組·ラジオ·YouTubeからハルカトミユキという存在を見つけ出すことが出来たから。

人生で初めてだった。2回も一目惚れ、いや一聴惚れをしたアーティストは。

YouTubeのおすすめに流れてきた「絶望ごっこ」に涙してひたすら繰り返した日々から少し後、某音楽番組のパワープッシュで流れてきた「ドライアイス」。雷が落ちたような衝撃でもぬけの殻のように見つめた画面。すかさず調べたアーティスト名は絶望ごっこと同じ、「ハルカトミユキ」。あぁこれは運命だと悟った瞬間だった。


それから10年、私の人生のどん底には必ずハルカトミユキの音楽が寄り添ってくれている。第一志望校に落ちた時の「385」、誰よりも大切な友人が高校を辞めた時の「ヨーグルト·ホリック」、相談相手に好きな人を取られた時の「インスタントラブ」、最近では6年の片想いを終えた時の「鳴らない電話」…挙げだしたら切りがないけれど。

いつだってハルカトミユキの音楽は人には見せられない程の暗闇にも寄り添って救いあげてくれる。私にはこの最強の拠り所があったから、現在私は人と接することが好きだと思い、自分の人生を肯定して生きられている。



そして、今の私のささやかな夢。

つい最近になってやっと言葉にできるようになったこと。

それは、いつか本を書きたいということ。誰かに届く文章を書きたい、ということ。

音楽も踊りも絵を描くことも、私にはハードルが高かったけれど、唯一長らく愛してやまない私の手元に残るもの。それが言葉だったから。

いつか遥さんのように誰かに届く文章を書ける人間になりたい。

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