chi-poyo
10年前は高校生。
勉強も運動も友人関係も良好の平穏な学生時代を過ごしてました。
そう言いきってしまえば良く聞こえるのでしょうか。
分厚い壁を作って壁面に鮮やかな色を塗って
奥には絶対に踏み込ませないように。
と、内面と外面が対極にいる状態でした。
そんな当時の自分に寄り添ってくれるのは音楽だけで、毎日暇さえあればイヤホンをつけていました。
10年前にラジオで出会ったハルカトミユキの音楽は私の思っていることを正直に言葉にしているかのようで、とても特別でした。
初めて行ったハルカトミユキのライブは、びっくりするほど笑わずにステージに立つ2人と、青い光と強い音楽に
圧倒されました。今でも鮮明に覚えてます、衝撃でした。
それからの10年間。
薬無しでは生きれなかった辛かった時期が何年か続き、
一番辛かったタイミングで
「 どうせ価値なき命なら」が突然公開され
私のことが見えてるんじゃないか(笑)と思ったほどタイムリーで
タイトルだけで
何ヶ月ぶりかに笑ったこともありました。笑って泣きました。
勝手ながら
あの時、救ってくれてありがとうございました。
本当に勝手で恐れ多いですが(笑)
ボロボロになってからというものの
楽しいという感覚が今だけなんじゃないかと怖くなることがたくさんだけど
それでもなんとか前に進んで
出会いに恵まれて、結婚して数ヶ月前に出産し今日も生きてます。
自信を持って言えるのは
10年間何一つ後悔してないこと。
ボロボロになることはきっと私には必要なことだったこと。
今はまだ心の底から楽しかったライブに行くことも、大好きだった音楽をたくさん聞くことも
怖くて出来ないけれど
またいつか笑ってステージに立つハルカトミユキのライブを観に行きたいです。
そして堂々と生きれなかった分、
たくさん辛かった分、
自分を大切に過ごしたいです。
立派な母じゃなくて
愉快な母になりたいです(笑)
あと何にも決めてないけれど
会社員じゃなくて自分で何か始めてみたいです。
自分の行動で誰かが笑ってくれればな。
なんて、それが今の夢です。
10年間たくさん何度も救ってくれて
本当にありがとうございました。
これから先もハルカトミユキを応援しています。