らるか(学生)
15歳。子どもの頃からぼんやり抱いていた夢が明確になった時期だと思います。
かといって夢を目標として邁進することなく中高楽しんでしまったせいで2年も浪人してしまいました。
その頃の心の支えは音楽を聴くこと。
中高でももちろん聴いていたけれどその意味合いは変わりました。
横浜駅西口の下世話な喧騒、周りの浪人生の煩わしさ、そして何より自分の心の騒めき、そういった類に対するシェルターであり抗不安薬でした。
中でもハルカトミユキは特別でした。
お二人の曲を初めて聴いたのは2013年。
ドライアイスのMVを見てしまった。
ビジュアルから世界観、僕と君という人称で綴られる張り詰めた空気感の詞と声、それとは裏腹な激しいメロディ、もう全てが刺さったのが忘れられません。
そこからずっと聴いてきてライブも幾度か行かせてもらったので思い入れは何より強く、そんなお二人の歌には救われました。
曲に浸りながら眠る夜なんてのはざらでした。
大学入ったらまたライブに行くんだと励めました。
試験の前は決まってドライアイスでした。
叫びたくなったらVanillaを聴きました。
お二人の歌は全て希望の歌でした。
本当に助けられた。ただただ感謝です。
ようやく大学に入ったのは2018年。
思い描いてた輝かしい結果はなく妥協も妥協、最低限の目標をクリアしただけというものでした。が、その最低限に価値があるよなと受け入れ、支えてくれた両親に感謝しました。
今も心に沈む大きな問題はあります。
けれど人に恵まれたことで予想外に大学生活は楽しく充実しています。
そして幼い自分がぼんやり抱いていた夢、中学のときに目指そうと決めた夢へ続く道に今立てているなんて幸せ者です。
今は「あの先生と話すと元気もらえるなぁ」とそんなことを思われる医師になりたいです。
病院は行くだけでストレスです。辛気臭いしいちいち待つし良いことがない。さらに病気を抱えていれば心への負担は計り知れません。ですので十分な医療を提供すると同時に、せめて会うのがストレスにならない医師になりたい。それが今の夢です。
11月19日、今から楽しみです。
やや北の方から駆けつけますので10周年一緒にお祝いさせてください。